当サロンはヒプノセラピーを技法の柱にしています。
セラピーにはさまざまな技法があるんですが、有名な技法としてよくあがるのが前世療法です。
前世療法を有名にしたのは、アメリカのブライアン・ワイス博士です。担当する患者キャサリンが退行催眠中に偶然遡ったことからでした。
詳しくはこちらの本↓
医学界ではトンデモ扱いだったようで、きっとバッシングもすごかったんだろうし、医者の言うことじゃないと思われたんだと容易に想像できます。
日本ではヒプノセラピーと言ったら前世療法みたいな時期もあったようです。魂の輪廻転生という考え方が、割とスムーズに受け入れられる文化的背景があるからだと、個人的には思っています。
では前世は実際にあるんか?という話ですが。
現在の記憶とは無関係なことを話し出したお子さんが世界中で報告されています。テレビでも取り上げられたりしていますね。ビックリするけど。またワイス博士の患者のように、今世で身に覚えのない(原因不明)不調の原因がまさかの前世での出来事だったりと驚くような話が結構あります。
私が初めて前世療法を受けた時の話をここで。
以前のサイトでも書いた話で、プロコース受講の方にはお話しする機会もあるんですが、なんせ消しちゃったんで、備忘録も兼ねて。
遡ること2011年、前世療法の講座を受講中の体験です。講座は数日に渡って開催されるのですが、座学だけでなく先生のデモを見た後にペアワークも行います。たしか先生のデモ相手が私だったかな、記憶が曖昧ですが
時は1830年代(たしか)のドイツあたり。私は若い修道士でした。セラピーでは、生い立ちから人生を全うするまでの一連の流れを体験しました。※全ての前世療法が同じ流れとは限りません。
自分が口走ることは今の私には当然見に覚えもないし、そもそもドイツに行ったことがないので、色々知る由もない。
それでも、その中でいくつか今世の自分とリンクすることがいくつもありました。覚えているような忘れたような。忘れたということは不要なんでしょうね、私には。
でも、その中で一つあげるとしたらコレ。
当時受講前の私は左足親指の付け根に激痛があり、一週間家から出られなかったという経験をしていました。翌週に控えていた講座への参加は、到底無理かと思っていたくらいです。
セラピー中、痛みの箇所と同じところを怪我した出来事がありました。催眠に入っていた中でも「んなわけないでしょ」と自分の中でツッコミを入れたくらいです。ですが、どうもこれがお知らせだった(見るべき前世と今世のリンクを示す)ようで、そのセラピー以降足の該当箇所の痛みが一切なくなりました。
つまり認知したら治った、らしいw。
こんな出来事、証明なんてできるわけありません。そもそも医者にもかかってないんですから。でも、本人にとってはビックリだけどありがたいわけです。だって、もう痛くないんだもん。
全ての方が「体」で体験するわけではありませんし、私自身もこの時以外は体でお知らせを受けたことはありません、記憶の限りでは。ただ私のクライアント様の中にも、似たような経験をされた方もいらっしゃいました。
不思議よね〜。
もちろんすべてセラピーとの因果関係は不明です。けど事実。証明なんて誰にもできないでしょうね、たぶん。
また、前世は脳が作る記憶のパーツをつなげたストーリー(作り話)という説もあります。これに関しても、そうかもしれないしそうじゃないかもしれない。いずれにしても証明できませんし、そもそも証明する必要があるとも思えません。たとえストーリーだとしても、ストーリーであるという俯瞰する視点はポイントですからね。
大事なのはセラピーで得た「気づき」です。そしてその気づきを今後どう活かすかがセラピーの目的だからです。前世の自分がなんであろうと「so what(だから何)」なんですね。「私、前世はお姫様だったんだー」自体に意味はない。夢を壊すかもしれませんが。
前世療法が得意とするお悩みのひとつに「今世の使命を知りたい」があります。なぜ自分がこの世に生まれてきたのか、その目的はなんだろうか、知りたくなるのもわかります。だって、生きていく方向づけ(何をするために生きるのか)をするのが生きる使命です。
ある人は壮大な使命を見つけるかもしれませんし、またある人は見過ごしていたことに大切な使命を見つけるかもしれません。どれも優劣のない大切な使命です。
これから受けるあなたは、どんな使命に気づけるか。そして、その気づきを今の自分にどう活かすか。楽しみになさってくださいね。
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