言葉は自分を知るファクター

ちょっと前、某SNSでこんな言葉が画像で流れてきました。

欲しい理由が値段なら買わないほうがいい
迷う理由が値段なら買ったほうがいい

巨大ECサイトの2日間限定セール直前だったと記憶しています。ちょっと興味がわいたので考えてみました。

まず、最初の欲しい理由が値段だった場合の行動。

ネットで見る →  お!安いじゃん → ポチっとな

期間限定のセール、という魅力的なかつ緊急度合いの高い言葉が並んでいます。この限定された条件の中で欲求を刺激され「決断」する場合、購入の決め手となるのは「安い」です。「欲しい」が最上位であれば、欲しいタイミングで購入しているはず。
ただし、お得に買えたかどうかは値段では判断できませんね。「安いから買う」は裏を返すと「高ければ買わない」かもしれないから。手に入れなくても特に不具合がない可能性が高そうですね。だって本当に必要なら、値段は検討材料の一つであれど最上位ではないからです。

次に、迷う理由が値段だった場合を思い出してみます。

欲しいものがある → ネットを見る → この値段かあ →検討

検討材料の一つに値段が入りますが、まず最初に欲しいがきています。

これらをふまえて、あらためて上の言葉を「セール期間でどうお得にお買い物するかに対する提言」と考えると、安いが理由なら得も損も両方あるかもだけど←安物買いの銭失いってことわざがあるし
迷う理由が値段なら買ったほうがいいとなるんでしょう。

ここで、ヒプノセラピストとして考えたいことがもうちょいあります。

たかだか期間限定セールでまだ広げるか。ハイ、広げますよw

1)欲しいものは何かの代替物である可能性はないのか?

2)欲しいものを手に入れることは自分の何を満たしてくれるのか?

まず1)

欲しいものは、欲しいもの自体が欲しいかどうかということを指しています。例えばバッグが欲しいのならバッグ自体が欲しいのか、それともバッグを所有することで得られる他の何かが欲しいのか。何かとは誰かに褒められたいとか、所有できた優越感に浸りたいなどです。

前者なら、本来欲しいものが手に入っているのでいいんですが、後者なら他のものでも代用できるかもしれません。またそれらを手に入れたいと思う心の状態に、何かありそうだと想像できます。場合によっちゃ、セラピーが必要もしれませんしね。

次に2)

これは欲しいものが、自分の価値観に起因しているかどうかといっています。例えば欲しいものが本、自分の価値観に「好奇心」が上位にあるとすると、本を手に入れることは、自分の好奇心を大事に扱う行動につながります。

ここを検討するためには、自分の価値観を知る必要があります。価値観とは何を大事に思って生きているかを指します。これに沿って検討すると、今に自分に必要かどうかが見えてきます。買う理由になるかもしれないし、買わない理由になるかもしれない。一見理性的に買い物をするようですが、結構これが満足度が高い。という私の個人的見解です。

セールでの買い物一つとっても、今の自分を知るファクターになりえます。

あなたのよき時間のお手伝いになれば幸いです。

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